【モンハン生物学】金獅子ラージャンと幻獣キリンと盗葉緑体【モンスター解説】

モンハン

こんにちは、線香花火です!

今回は、モンハンライズでも猛威を振るっているラージャンと、今後登場が期待されるキリンについて解説したいと思います。

「ラージャンとキリンまではわかるけど、盗葉緑体・・・?」って思った方、ぜひ最後までご覧ください!

以前から関係が噂されていたこの2種ですが、前作「モンスターハンターワールド」(以下、MHW)及び「モンスターハンターワールド:アイスボーン」(以下、MHWI)では衝撃的なムービーがゲーム内に登場したことで反響を呼びました。

生態ムービー本編ではありませんが、メイキングがカプコンチャンネルで公開されており、件のシーンも映っています

これによって一気に注目を浴びたラージャンとキリンの関係について、現実世界の生物の特徴とも絡めて紹介していきたいと思います。

スポンサーリンク

生態

まずはこの2種の生態を見ていきたいと思います。

ラージャンの生態

モンハンライズをプレイしているプレイヤーの皆さんならお分かりだと思いますが、ラージャンは草原だろうが火山だろうが雪山だろうが、どんな地形にも適応して出現します。

どんな地形に生息するラージャンでも超攻撃的な気性だけは共通しており、ゲーム内では「目撃例が少ないのは出くわした者のほとんどが死んでしまうから」とも言われています。ひえっ・・・

そしてラージャンといえば雷属性攻撃が特徴的ですが、設定では幼体ラージャンは雷属性を持たず、成体になる際にキリンの角を食べることで雷属性を得るのだそうです。

キリンの生態

幻獣とも言われるキリンは、名前の通り滅多に人の前に姿を現さないため、非常に珍しい存在とされています。

私自身は渡りの凍て地の印象が強いのですが、寒冷地に限らず様々な場所に姿を表します。

見た目は白馬に角が生えた、いわゆるユニコーンのような感じで、動きはケルビやガウシカなどの草食種との共通点が多いです。

関節の曲がり方なんかもほぼ馬です。

古龍の中でも一際小さな体躯を持っており、危険度自体も比較的低く設定されてはいますが、攻撃自体は非常に苛烈です。

その立派な角によって雷属性を操っているとされ、自身の走った後や目の前など、至る所に雷を降らせます。他のモンスターのブレスなどと違い、キリン本体から放たれる攻撃ではないため、非常に避けづらいです。

そしてキリンといえば装備、特に女性用装備が有名です。何故とは言いませんが、ライズにも是非実装していただきたいですね。いや、実装してもらわないと困る。

キリン亜種と、未知のラージャン亜種

ところで、キリンには亜種がいます。通常種よりもさらに珍しいと言われており、モンハン本編でも4と4Gにしか登場していません。真っ白な通常種と打って変わって、真っ黒な体色が特徴です。

そして、このキリン亜種の能力は氷に関するもので、自身の周囲に絶対零度の空間を作り出したり、氷をまとうことで一時的に角を大きくしたりできます。

このキリン亜種も角によって能力を制御していると考えられます。通常種よりも危険度的には高いと思われますが、それでも古龍の中ではまだ弱い方です。つまり・・・この角を食べたらラージャンも氷属性を使えるようになるのでは!?

通常の金色の体毛と真逆の白銀の体毛を逆立てて、氷属性ブレスを撃ってきたり氷柱攻撃をしてきた李するラージャン亜種を見たいなあ~~~~!何かの間違いでこの記事がカプコンさんの目に留まって実現しないかな~~~~!

ドドブランゴとネタが被っていると言ってはいけない。

ちなみに、モンスターハンターフロンティアにはラージャンの近縁種である「ヴォージャン」が登場します。こちらは火を吹いたり腕を燃やしたりするらしいですが・・・関連は不明です。一応向こうは「原種」という肩書きまであるので、ラージャンのご先祖さまかもしれません。

いずれにしても、ラージャンの仲間があらゆる属性を扱える可能性があることを示していると言える・・・かも?

現実世界における似たような事例(盗葉緑体)

相手の生物の力を奪うだなんて非現実的にも思えますが、現実世界でも同じような方法で相手の能力を得る生き物がいます。コノハミドリガイなど、嚢舌類のウミウシの仲間がそうです。(苦手な方もいるかもしれないので画像は載せません。興味のある人は調べてみてね。個人的にはすごくかわいいと思います)

盗葉緑体現象とは

このコノハミドリガイなど嚢舌類のウミウシは、ヤスリ状の歯(フルフルとかヤツメウナギみたいな感じ)を用いて、藻類の組織を削り取って食べてしまいます。

その際、ただ栄養として消化するだけでなく、藻類の細胞中の葉緑体(植物の細胞小器官の一つ)を消化せずに取り込み、それを自分のものとして使って光合成をしてしまうのです。これを「盗葉緑体現象」と呼びます。

ただし、盗葉緑体で獲得した葉緑体は長期間保持できないことが多いようで、エリシア・クロロティカというアメリカ原産の種が1年弱程度保持したのが最長記録のようです(本記事のアイキャッチ画像がいらすとやさんの「エリシア・クロロティカのイラスト」です)。

そうはいっても、この例では2週間藻類を与えたのちに1年間断食させていたそうですから、摂食により栄養を取らずにこれだけの期間生きられるのは動物としては驚異的です。(https://www.newscientist.com/article/dn16124-solar-powered-sea-slug-harnesses-stolen-plant-genes/より。ウミウシの画像が大きく出るので苦手な方は注意。)

なお、盗葉緑体を行う生物自体は他にもいるそうですが、動物においては嚢舌類の他に同様の行動を行うものは見つかっていません。

キリンとラージャンと盗葉緑体

もしかすると、キリンの角には雷を発生させる細胞小器官が含まれているのかもしれません。我々の細胞内で酸素を作り出している細胞小器官である「ミトコンドリア」も、太古の昔には別の生物として存在していたのを細胞内共生をし始めて今に至ると言われていますから、キリンの細胞内に電流を発生させる微生物が共生している可能性は否定できません。

ラージャンはそれを盗むことによって雷属性の力を得ているのかもしれません。MHWでは「古龍とは動物よりも植物に近いもの」という発言もありましたし(誰が言ってたか忘れました・・・誰か言ってましたよね?)、仕組み的には盗葉緑体に非常に近いものだと考えることができます。

しかしながら、ラージャンが一度キリンの角を食べた後、どれくらい雷属性の力が持続するかについては未だゲーム内で言及がありません。

成体になった後もキリンの角を食べる描写はあるので定期的に食べるのでしょう。しかし、古龍であるキリンの個体数は非常に少ないと思われます。ラージャンの個体数も少ないと言われているとはいえ、一応は「ハンター人生の中で一度見られるかどうか」とされ「幻獣」という別名さえある古龍の一種であるキリンと、所詮は哺乳類的動物であるラージャンとでは、キリンの方が個体数は少ないでしょうし、角の本数が足りない気もします。

キリンの角が折れても再生する仕様だったら万事解決するので、そうだと思いたいです。

ただ、キリンの角は骨が変化したものと考えるのが自然だと思いますし、骨細胞の中にそんな活発な細胞小器官があるのかと言われると微妙な気もします。ですので、私としては「角内の空洞に蓄えられた属性エネルギーを募毎取り込んで、壊れないように少しずつ吸収している」という説を提唱していきたいと思います。

最後に

ということで、今回はキリンとラージャンの関係に、無理やりこじつけた感じではありますがウミウシの盗葉緑体現象を絡めて話してみました。

後半の方はかなり私の妄想ですが、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

古龍に関してはまだまだわからないことも多く、今後の作品で明らかになることも多いと思いますが、こうやって妄想を膨らませていたいですね。そのうちまた古龍について書きたいと思います。

皆さんも、気づいたことなどがあればぜひ教えてください!

以上、線香花火でした!

コメント

タイトルとURLをコピーしました