そろそろ「副反応が分からないからワクチンを打ちたくない」という時期じゃないよね

いつものようにネットサーフィンをしていたら、以下の記事が目についた。

ワクチン、9割が接種希望 16~59歳 新潟市民アンケ (msn.com)

とても嬉しい見出しである。新潟県民の情報リテラシーの高さがうかがえる。

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新潟県のアンケート結果から

このアンケートは7268人から回答を得ており、しかもLINEを使って実施したアンケートであるとのこと。実際のアンケートの内容や細かい結果は以下から見られる。

新型コロナワクチンに関するアンケート結果について 新潟市 (niigata.lg.jp)

回答者の年齢別人数や、それぞれの摂取希望割合を見比べても、多少の変動はあるものの、ほとんどの人が「打ちたい」と思っていることが分かる。

https://www.city.niigata.lg.jp/より
https://www.city.niigata.lg.jp/より

一方で、受けたくないと考えている人も1割弱いる。その理由としては「副反応に関する情報が足りないから・副反応が怖いから」「ワクチンに関する情報が足りないから・不信感があるから」がかなり多く、ほとんどを占めている。

https://www.city.niigata.lg.jp/より
https://www.city.niigata.lg.jp/より

この際、「ワクチンに不信感がある」と言っている人たちのことはもう放っておきたい。陰謀論にはまる人、デマを信じてしまう人はどこにでもいるものだと思う。強制する方が難しい。

しかし、「情報が足りない」と言っている人たち、ちょっと待ってほしい。

情報って本当に足りないか?

コロナワクチンの情報は本当に足りないのか

すでに1年以上前にワクチン製造各社での数万人規模の治験は終了している。しかも、ワクチンが普及して、世界中で何十億、何百億という人たちがワクチンを受け終わっている。その結果をしっかり見よう。

ワクチン接種の副反応により亡くなった方が世界中で何人いるだろうか?

何千人も死んでいるというデータを持ち出す人もいるかもしれないが、そのデータには重要な情報が抜けている。「死因とワクチンの因果関係」だ。そこまで踏み込んだデータを見ると、実際は「因果関係は不明」や「因果関係は無い」というものがほとんどだとわかるだろう。

また、「不明」という言葉に不安を感じる人もいるだろう。しかし、科学の世界においては安易な推測や断定はご法度とされる場合が多いことを知っておいてほしい。

もちろん、論文の筆者が結果から考察という形である程度の推測をすることはあるが、それは膨大な実証実験の先にあるものだ。

「生贄を捧げたら雨が降った!これからも水が欲しいときは生贄を捧げよう!」は多くの人にとって馬鹿らしいと思う。自分がそういう次元のことをしているかもしれないと気付いてほしい。

また、成分などの情報はファイザー、モデルナの各社ホームページや厚生労働省の以下のページから見られる。

新型コロナワクチンの有効性・安全性についてについて|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

死ぬわけじゃないことはわかっているけど、痛いのが嫌だという人へ

副反応で死ぬことなんてほぼ無いとわかっているが、注射の痛みや接種部位の痛みが怖い人へ。

私が実際にファイザー製ワクチンを受けた時の体験談を書いたので良かったら読んでほしい。

しっかり寝て、しっかり栄養を取り、お酒は控える。これだけでも副反応はだいぶ抑えられる。

また、肩が痛くなるのはあきらめた方が良いかもしれない・・・せめて痛まないように、アセトアミノフェン系かイブプロフェン系の鎮痛剤を用意しておくと良いと思う。

痛み対策と栄養対策さえしておけば、副反応は恐れるほどではない。

実際にコロナに罹ったときに被る不利益と比較しよう

どうしても副反応が怖い人もいるだろう。そんな人は、実際にコロナに罹った後、自分がどうなるか考えてほしい。

もし罹患した場合、結構な確率で後遺症が残ることになる。命に別条がなかったとしても、息切れをしやすくなることが有名だろうか。

「どうせ若者は軽症で済むから」と思っている人の中には、軽症または無症状のまま罹患し、それに気づかないままで「あれ?最近体力落ちたな」と呑気に思っている人も多そうだという印象を受ける。

それこそ、将来的に後遺症が大きくなり、常に呼吸器をつけなければならなくなるかもしれない。そういうリスクを考えたら、このワクチンはローリスクハイリターンだと言えるのではないだろうか。

最後に

ワクチンに対してネガティブなイメージを持っている人がまだ一定数いる反面、ワクチンを早く打ちたいと思っている人が増えているのも事実である。

ひとまずは、この事実に喜んでおきたいと思う。

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