過去の夢を語った時に「まだ間に合うよ!」と言える人が怖い

皆さんは、人に過去に抱いていた夢を語ることがありますか?

私は、大学時代の話、就活の話などを聞かれた際、セットで聞かれることがたまにあります。

私自身、大学で学んだことについては後悔していませんが、就きたい職業としての夢はまた別にあり、特別な資格も必要だったため、大学を卒業した今となっては、そんな夢は諦めています。

ところが、そんな話をした時に結構な確率で言われる言葉があります。

「なんで諦めたの?まだ若いんだし再挑戦出来るよ!大学だって入り直せるんだし、頑張れ!」

え?なんで?こわい……

そのような人達には何も悪気はないことは分かります。でも、そんなことを言う前に、色々と想像して欲しいところ。

まず1番大きいのが経済状況です。私は奨学金を借りて大学に通っており、学費、生活費ともに奨学金から捻出していました。額にして毎月12万円。

私の奨学金の額など超えるくらいの人もたくさんいるでしょうが、12万×48ヶ月=576万という大金に、返済時は利子もつきます。

こんな額の借金を抱え再度大学に入って無事ストレートに卒業出来たとしても、また奨学金に頼るとなると単純計算で合計1000万円以上の借金を抱えることになります。

2つ目に家庭環境。よく「生活費に困っているなら実家から通えばタダになるよ」とアドバイス(?)をくれる人がいますが、相手の家庭環境が悪ければ実家に戻れないことも多いでしょう。

私の場合、暴力などの他にも親が勝手に奨学金の口座からお金を引き出すなどしていたこともあり、家庭環境は決してよくありません。そのため実家から逃げてきたという過程があります。

実際、実家に問題があって遠くの大学や会社に逃げたという人は多いことでしょう。

3つ目に時間の問題です。当然ですが、大学に入るには受験する必要があります。Fランでいいなら名前を書けば入れるかもしれませんが、遊びに大学に行くわけではないのでそうもいきません。

私が入ってみたかった大学も例外ではなく、現役時代の私が浪人しても入れるか分からないくらいのレベルです。明確なやりたいことがある人が入りたいような大学の難易度は概ね高いのではないでしょうか。

取り留めもない内容になってしまいましたが、相手の進路や夢に限らず、何か相手にアドバイスしようとする時は相手の背景についてももう少し考えて欲しいというやつでした。

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