肺の線維化は回復しづらいしコロナには罹りたくないという話

雑記
https://pixabay.com/より

ほとんどの臓器は欠損などの症状を回復できないという話をすると「そんなの当たり前だよ!」と言われるだろうけど、新型コロナの後遺症とこれを結び付けて考える人は少ない気がします。

新型コロナウイルスは肺炎を起こし、後遺症として息苦しさが残るということは様々な記事でも紹介されているから、なんとなく怖いとは思いつつも、「まあ、かかったとしても自分は若いし治るだろう」と考えている人が多いのではないでしょうか。

いや、そうでなければ連日の人出の多さに説明がつかないと思います。

新型コロナウイルス感染症の後遺症で起こる「肺の線維化」について、以下の記事にて面白い表現がされていたので、いくつか引用して紹介します。

回復不能ダメージを与える「コロナ後遺症」 (msn.com)

「竜宮城」のお土産にもらった玉手箱を地上に戻って開けてみたところ、中から煙が沸いて出て、「たちまち太郎はおじいさん」になってしまう。それと似た現象を新型コロナへの罹患、治癒後の後遺症について指摘できます。

回復不能ダメージを与える「コロナ後遺症」 (msn.com)

乾燥した「ヘチマ」のように線維化した肺の細胞は、すでに酸素交換という本来の呼吸の役割を果たすことができません。

回復不能ダメージを与える「コロナ後遺症」 (msn.com)

「線維化」とは細胞が異常に成長することなので、乾燥したへちまという表現がぴったりなのかはわかりませんが、肺機能が不可逆的に失われるという例えとしては的を射ています。

肺では「肺胞」というブドウの房のような組織が酸素と二酸化炭素の交換作業を行っています。肺組織が線維化するというのは、このブドウの房がつぶれてしまうことだとイメージしてもよいと思います。

未来永劫自分の肺がつぶれたままなんて、考えたくないものです。

ワクチン接種によりコロナ後遺症が回復するという記事も見かけましたが、少なくとも今のところは原理が不明なものだと思うので、「感染したらワクチン打てばいいか」という考えは危険です。

確かに、感染症対策やワクチンをめぐる国、行政の対応というのは賛否が分かれます。でもそれとこれとは別問題だと割り切った方が自分のためになると思います。

「俺はいつ死んでもいい」みたいな考えでワクチンを打たない人、感染症対策を疎かにする人のことを否定はしませんが、そのことに他人を巻き込まないでいただきたい。空気中の飛沫で感染する以上、対策を怠ることは無差別テロとあまり変わりません。

自分の中の破滅願望を、他人に押し付けないでください。

私はワクチンを打てたのでおそらく重症化はしないだろうとは思っていますが、それでもデルタ株、ラムダ株が蔓延しているこのご時世です。罹らないとは言い切れません。

もちろん、種子消毒はこまめにしてますし、1日のほとんどの時間を不織布マスクを着けて過ごしています。最近は鼻や頬のあたりの肌荒れがひどくなってきましたが、感染対策のためには仕方ないと割り切っています。

もしこれで感染しちゃったら、それが良くないことだとは分かりつつも、対策が甘い人たちのことを恨むだろうなあという気持ちで日々過ごしています。

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